ドローン測量の分野で世界初のISO/IEC17025:2005認定。国土交通省の「i-Construction」に対応したドローン測量・コンサルティングサービスを開始。

「株式会社 八進(本社:愛知県刈谷市」が運営する「空撮サービス」が、8月15日にドローン測量の分野で世界初のISO/IEC17025:2005認定。2017年9月よりドローン測量やISO17025のコンサルティングサービスを開始。

「株式会社 八進(本社:愛知県刈谷市 代表:加藤弥純門)」は2017年8月15日、ドローン測量の分野で世界初となるISO17025の認定を受けました。結果として世界標準でドローン測量の精度保証を行うことが可能となり、その測量精度が2センチとして認められました。

この認定に伴い、2017年9月よりドローン測量サービス、並びにドローン測量分野のISO17025コンサルティングサービスを開始いたします。

■国際規格「ISO17025」について
「ISO(日:国際標準化機構 英:International Organization for Standardization)」は、国際的な標準である国際規格(ISO規格)の制定を行う非政府組織です。ネジや用紙サイズ(A4紙)、果ては非常口のマークなど、様々な規格を制定しています。

また、それらの「モノ」を対象とした規格の他に、組織の品質活動を管理する為の「マネジメントシステム規格」を制定しています。この規格では重要な技術をデータ・文書化して再現性のあるシステム作りが求められ、認証機関から認証を受けることで精度上の国際的な信用を得ると共に、製造したモノやデータをWTO加盟国で流通させることが出来ます。

マネジメントシステム規格の代表的なものとして、製造業などで使用される「品質保証の国際規格」であるISO9001がありますが、ISO9001より多くの事項を要求される「試験所の検査能力に関する国際規格」としてISO17025が存在します。

■背景と経緯
弊社は愛知県刈谷市に拠点を構え、農林水産省指定の検査機関(*1)として放射能測定業務を行っております。2013年には放射能測定の分野でISO/IEC17025:2005(*2)の認定を受け、国内流通や輸出時に必要となる食品の放射能測定を実施しています。

2016年10月に業務拡大の一環として空撮業務全般を請け負う「空撮サービス」を設立し、翌月には、航空局標準マニュアルに準拠した訓練を終え、国土交通省より全国の範囲でドローンの飛行許可を得ました。

そして今回、放射能測定の分野で得たISOのノウハウを活かし、ドローン測量(画像解析測量)の分野で、世界初のISO17025認定を2017年8月15日に受けました。マネジメントシステムの設計に際しては、国土地理院が平成29年に発行した「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」を使用しており、国土交通省が推進している「i-Construction」にも対応しています。

■「i-Construction」と今後のサービスについて
ドローン測量は国土交通省が推進するICT関連技術を駆使した「i-Construction」内で推奨されている測量法となり、従来の測量に比べて短時間・低コストで行える他、ドローン測量の過程で3Dモデルを形成できるという利点があります。

弊社は今後、「i-Construction」に対応したドローン測量サービスを展開する他、日本におけるドローン測量の分野でISO17025の標準化を普及すべく、教育訓練やISO17025コンサルティングサービスを実施します。ドローン測量に関心のある方や、既に実施しているドローン測量の精度向上を図りたいとお考えの方は、弊社までお気軽にご連絡下さい。

(*1)輸出食品等に対する放射性物質に関する検査の実施機関について【農林水産省】

http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/kensa_kikan.html

(*2)ISO/IEC17025:2005【*ISO/IEC 17025(2005)認定(PJLA認定#75055) 】

引用:http://www.excite.co.jp/News/release/20170830/Dreamnews_0000159140.html

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