『美女と野獣』映画レビュー

上映中に観に行きたかった『美女と野獣』ですが、『スパイダーマン』とかぶり断念。
先日香港旅行の際に飛行機の中で漸く観ることが出来たので、感想です。

ディズニーの名作『美女と野獣』

僕はアニメ映画も好きなので昔も妹と一緒によく見ていました。
その中でもディズニー映画は妹が特に好きだったので多数観ていますね。
最近ではリメイクが流行っていて楽しませてもらっています。

ストーリー

ディズニー・アニメーション不朽の名作『美女と野獣』がついに実写映画化。魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること―。だが野獣の姿になった彼を愛するものなどいるはずがなく、独り心を閉ざし本当の自分を見失っていく。そんな絶望な日々に光を与えたのは、心に孤独を抱えながらも、自分の輝きを信じて生きる、聡明で美しい女性、ベル。このふたりの出会いがお互いの運命を次第に変えていく。

引用元: 「美女と野獣」公式サイト

随分と昔に観たもので、ストーリーを忘れていた訳ですが、やはり音楽は残っている物ですね。
懐かしいメロディで始まるのでワクワク感が徐々に上がっていきました。

毎日同じ繰り返しの日々を送るベルは現代の僕たちと似たような感覚なのかもしれない。
何か刺激が欲しいと思うけど、町の人は変わる事を恐れて排除しようとする。
大人になって観る作品は実写ということもあるのだろうけど、少し見方が変わりますね。

僕だったら絶対に喋る家具が出て来たらビックリするだろうし、もちろん受け入れることもないと思う。
その辺はやっぱり物語なのだろうけれど、受け入れてしまうベルにはビックリするし、
よっぽど何か刺激が欲しかったんだろうなとも思う。

ベルが素直だったし、受け入れられることが出来る広い心の持ち主だったからこそ野獣は救われていくわけだし。
凍っていた心が溶けて打ち解けていく二人は本当にピュアだし、
ストーリーが進むにつれて音楽とのマッチも凄くて世界観に引き込まれます。
ここがやはりディズニーの凄い所なのですよね。

以前クリストフ・ガンズ監督の『美女と野獣』も観たのですが、話の捉え方の違いからかあまり楽しめなかった。
恐らく幼い頃に観たディズニーの観念が強すぎたのだと思うが、おとぎ話感が少し少なかったような気がしている。

実写になったからこそ現実味を帯びてくる(母がペストで亡くなっているとか)所もまた、
大人になった僕たちを飽きさせることのない持って行き方ですね。

総合評価
★★★★☆
やっぱりディズニーは強いですね。
次は何を実写化してくれるのか今から楽しみです。
CGを駆使した晩餐会の映像と美しい音楽が見事でした。
あの頃子供だった人も、大人になって初めて見る人も楽しめるでしょう。
ぜひ見てほしい作品の一つですね。

一つ一つの細かい描写に注目してください。
次は個人的にアラジンの実写が見てみたい。空飛ぶ絨毯。今ならもういける気がする。
そしてやっぱりジーニーの吹き替えは山寺宏一がいいですね。